正妻と愛人の関係
「正妻と愛人の関係 」
嫁ぐ日に、母から初夜の心得えを教わるみどりだが
いいようのない恐怖に包まれていた。
そんなみどりもついに初夜を迎え、今までに味わったことのないほどの
耐え難い苦痛を経験することになる。
その時のみどりは、涙をぽろぽろこぼしながら
自分の生まれ育った家に帰りたいと強く思った。
そしてこういう屈辱的な目にあわせた夫を
密かに憎むようになる。
夫は夫で、なんとか妻を歓ばせようとあーでもない
こーでもないと毎夜毎夜八方手を尽くすのだが、
ついに妻に、
「いいかげんにしてください。これは拷問です」
なんて涙ながらに訴えられてひどく落ちこむ。
まあそんな感じで、
いつまでたっても自分に心を開かず
女としても開発されない不感症の妻に
ついに夫は嫌気がさして愛人を作ってしまう。
夫は
「うちのは、たしかに見かけは美しいが
あれはただの飾り物の人形だよ。
オレはいつも人形を抱いているような気しか
しなかった」
というようなことを愛人にもらすのだった。
続く